2010年7月4日日曜日

グルコサミン

高齢化が進むと膝を始め痛みを感じるようになります。そこで注目されているのが栄養素のグルコサミンです。軟骨を補強し、美容効果も期待されているというのです。
高齢化の進行にそなえて、予防的に膝痛などが改善すれば元気はつらつですね。これが不足すると変形性関節症といって関節の骨と骨が接触して痛みが発生します。
プロテオグリカン中のグルコサミンは、軟骨に水分を取り入れる働きをするほか、また、関節軟骨の代謝を活発化し、老化を予防する働きも確認されています。

成分
グルコサミンは、骨の関節部分の軟骨に多く含まれているアミノ糖の一種で、グルコース(ブドウ糖)とグルタミン(アミノ酸)が結合したもので、動物の皮膚や軟骨、甲骨類の殻に含まれている。

グルコサミンは、人や動物の体内で合成されるが、食品からも補われている。
グルコサミンを含む食品は、甲殻類(蟹、海老など)の外殻を形成するキチン質に特に多く含まれている。
植物では、山芋などのネバネバしているムコ多糖類という成分に多く含まれている。
人体内では、主に軟骨、靭帯、腱、爪、皮膚などの構成成分としてある。

工業的にはカニやエビなどの甲殻から得られるキチンを塩酸などで分解して製造される。

2010年6月13日日曜日

食品の安全と国民の意識

例年のことながら、暑くなってくると食品の中毒に気をつけないといけませんね。
食品の安全を守ることは、私たちの生活にとても大切なことです。

先年、食品の安全性の問題が吹き出ましたが、その後はどうなっているのかな・・・と思っていましたら、「不衛生な事故米を食用として売ったり産地を偽装したりする食の安全に絡む事件の摘発数が、昨年は66件と前年の約1.8倍になり、統計を取り始めた平成14年以降最も多かった」(産経新聞)といいます。
食の安全については、私たちは常に心がけていくことだと思います。気を抜くとそこから脅かされてくるでしょう。
健康・ダイエット・美容の基礎は食事でしょうね。それは食材、つまり食品が良いことです。我が国の食品の多くは輸入されているといいます。

消費者の姿勢
安いものを求める、新聞の折り込みチラシが沢山入ってくる今日、私たちも時には立ち止まって、どうあるとよいのか、なぜこうも安いのか、また、わが国の食の安全はどのように守ろうとしているのか…国のだれが担当して、どんな法律があるのか、違反したらどうなるのか、それが発覚して国民に知れた時、私たちはどう対応したらよいのか・・・自分たちの行動を見直す必要があるように思われます。
また、食品の偽装が次々と出てくるというのは、国民の思いの結果でしょうか。偽装する段階で、このくらいはいいだろう、との甘えがないでしょうか。それをしたら会社はつぶれるという認識がほしいし、消費者もそう思うことで生産者の心構えもしっかりしてきませんでしょうか。

2010年5月15日土曜日

動脈硬化・・脳梗塞を患う

半年前に脳梗塞を患った人に会いました。一時は命の心配もされたようです。今では普通に生活されているようでした。生きていてよかった・・と。

動脈硬化は、動脈にコレステロールなどの脂肪分がたまり、内腔が狭くなった状態をいいます。動脈が詰まって血行障害を起こし、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。

日々のんきな日を送っていても、食事など健康に気を配っていないと生活習慣病とやらにめぐり合うことになりますね。血管はまさに身体の栄養をはこぶ道・・

動脈硬化は生活習慣の結果ということですかね。

動脈にコレステロールなどの脂肪分がたまり、内腔が狭くなることを動脈硬化といいまが、
それは生活習慣が、じわりじわりと気がつかないうちにもたらしてきますね。
その結果、酸素や栄養素を含んだ血液の流れが悪くなり、心筋梗塞や狭心症、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などを引き起こします。
  ※コレステロールは、細胞を作るなど人の体に欠かせない。過食・運動不足などで摂り過ぎた状態になると、血中コレステロールが高くなる。
※血行障害:必要とする血液の量が流れなくなり、身体に何らかの障害が現れることです。


動脈硬化を引き起こす原因は、
コレステロール、中性脂肪(トリグリセライド)血症、高血圧・血糖病、喫煙習慣などです

コレステロールは2種類あります
悪玉コレステロール(LDL)・・血管壁に沈着して動脈硬化を引き起こす
善玉コレステロール(HDL)・・血管壁からコレステロールを取り除く

動脈硬化は生活習慣病ですから、自分の健康を自分で管理することです・・自己治療(セルフメディケーション)
食生活の改善や禁煙が予防に効果的です。
脂肪分を控えめに・・
肉類は悪玉コレステロールを増やす
調理は揚げ物より、網で焼く、茹でるなど油を少なくする工夫を
糖質(炭水化物)は中性脂肪を増やす


動脈硬化の予防・改善に
食物繊維の摂取量・・1日当り20~25g程度
毎日の献立・・野菜、海藻類、キノコ類、いも、こんにゃく、豆類などを取り入れる
肉は控えめに魚を主に
お酒・・お酒に含まれるエタノールは、末梢の血管を広げ、血液の循環を良くする
日本酒では1合、ビールなら中瓶1本、ウイスキーならダブル1杯程度は善玉コレステロールを増加させる
喫煙を止める

2010年4月10日土曜日

身近な白菜

白菜はいつも身近にあります。

白菜の日本における生産量はダイコン、キャベツに次いで3番目に多いといいます。
水分90%といわれますので、なんとなく健康にも美容にもよいようなイメージがありませんか。実際、美肌効果が期待されているのです。

栄養素:
白菜にはビタミンC、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラル、他にイソチオシアネート(アブラナ科(大根、かぶなど)の辛味成分)なども含まれています。
これら栄養素は、特に芯の部分に豊富に含まれています。
葉がしっかりと巻いている、ずっしりとしたものを選びましょう。
イソチオシアネートは、消化の促進、血栓の予防、ガンの予防などの作用が知られています。
これらの栄養成分から白菜の効能としては美肌効果、風邪の予防、便秘の改善、利尿作用、動脈硬化やガンの予防などが挙げられます。

昨今、野菜というと、農薬、産地偽装などの問題が噴出してきましたが、生産者の顔が見えると安心ですね。有機低農薬栽培などが普及してきているのは良いことです。

冬の鍋で沢山食べても安心ですね。
大晦日には家族ですき焼き鍋を囲んだものです。普段は青背の魚中心でしたが、大晦日には牛肉の上等のところを奮発しました。・・余談ですが、このスタイル、半世紀をはるかに超えていますが、洋食化が生活習慣病の原因と言われている今日、
未だにこれといった病に取りつかれていません。有難いことです。

2010年3月3日水曜日

加齢とともに目も老化

加齢とともに目も老化して、目の疲れや視力の衰えを自覚させられるようになってきます。
見えにくくなって初めて、大切さに気付くようです。話には聞いていても上の空、生活習慣病と同じに。

■見るということ
物を見ると、光は→角膜①→水晶体②→硝子体③→網膜④→視神経→脳
という具合に進み、脳で物体を認識します。

①目を覆う透明な膜
②毛様体の筋肉の収縮によって、厚味を変え、光の屈折を調整
③眼球の形を保つ
④神経細胞が集まった薄い膜

■目の病気・・白内障と緑内障
白内障・・・水晶体が濁る病気
   濁りを取ることはできないので、それを取り除いて眼内レンズを入れる
  症状
   目がかすむ
   視力が低下
   まぶしく感じる
   眼鏡が合わなくなった

緑内障・・・視神経の神経繊維が失われ、視野が欠ける。
   40歳以上の人20人に1人
   中途失明の第1位
自覚症状は中期になってから
   障害され始めて5~10年後
   120万本の内60万本減っても、検査で発見できない
発症の原因
眼圧コントロールは、房水による

毛様体で房水発生、角膜から線維柱帯をへて排出
  老廃物などが詰まると、排水が悪くなって眼圧が上がる→視神経を圧迫→ 緑内障
発症しやすい人
  近視
  家族に緑内障患者がいると、発症頻度2倍
  視神経が障害されやすい人
  正常眼圧緑内障…全体の7割

治療
  眼圧を下げる…これでほとんどの緑内障の進行を抑えられる。
 1.薬物療法
   点眼薬で眼圧を下げる→ 房水が作られるのを抑える
房水の排出を促す
両方の働きがある
 2.レーザー療法
   慢性の緑内障の治療では「線維柱帯形成術」が最もよく行われる。
   レーザーを繊維柱帯に当てて詰まりを取り除き、房水の通りをよくする。
   約7割の患者に効果がある。
   再び詰まっても、繰り返し治療できる。

3.手術療法
    線維柱帯切除術
体への負担が比較的少なく、高齢者も受けること可
術後5年たっても90%以上の患者が良好状態を維持している

房水が出過ぎて眼圧が下がり過ぎる
細菌感染
白内障の進行が速すぎる
   などの合併症を起こすこともある

2010年2月7日日曜日

ジンジャエールとトニックウォーター

先日、輸入食料品店に寄ったところ、ジンジャエールとトニックが並んでありました。
味も正体もすっかり忘れていましたが、ジントニックとかジンジャエールなどだいぶ昔になりますが口にしたことがあります。処が一体これは何だろう・・と改めて思いました。
そこで1本ずつ買い求めて、早速に飲んでみたところ、ジンジャエールは琥珀色で、やや甘いお酒のような感じです。トニックは翌日に飲みましたが、これは硬質の水、ミネラル水のようでした。

それから調べたところ、
ジンジャエールは、しょうがなどて香味をつけたアルコールを含まない炭酸飲料でした。琥珀色はカラメル色素で着色、食前酒代わりにそのまま飲まれているといいます。
お酒が続くときはビール風味の炭酸飲料を飲むことがありますが、これも続くと単調になりがちです。ジンジャエールはその代わりになりそうですね。


トニックウォーター
これは水ですが、コクがあるようにみえました。いうなれば濃いミネラルウォーターといったところですか。いろいろな香りのある草や柑橘類の皮のエキスや糖分をく加えた炭酸清涼飲料水でした。
今では主にカクテルのジン・トニックに使われていますが、嘗ては、英国が熱帯地方の植民地で、マラリア防止の保健飲料としてなまれていたといわれます。

2010年1月22日金曜日

関節痛はつらい

関節痛はつらいですね。高齢者が多くなるとリウマチとか膝の痛みを訴える話が多くなります。

1.関節の痛みの原因
関節の痛みの一番の原因は、加齢による軟骨の変形と減少によります。
軟骨は、骨と骨とをつないで、滑らかに動かしてくれます。
健康な軟骨は水分を多く含んだ弾力のあるスポンジのようでして、それとは逆に変形・減少が始まった軟骨は、水分がなく古くなってしまったスポンジのようなものです。
このスポンジは消耗品で、擦り減っていくと、動くときに骨同士が擦れ合って炎症を起こし、痛みになります。

2.関節痛の対策
不足している軟骨成分を補うこと
適度な運動で筋力を維持すること
太らないようにすること

3.関節を強くする成分
グルコサミン:軟骨成分の基本で、軟骨を作り擦り減った軟骨を修復します。また、炎症や痛みを抑えます。
グルコサミンはアミノ酸の一種で、カニやエビといった甲殻類の殻に多く含まれています。
1日の摂取量の目安は 1500mg以上。
・コラーゲン:人間の体を構成するタンパク質の一種。軟骨細胞を再生します。
ビタミンCと共に摂ると効果的です。
・ビタミンC:水溶性ビタミンの一種。コラーゲンを生成・保持してくれます。


4.寒い季節の関節痛対策
暖房で室内を適温に冷やさない
カイロやサポーターを使って関節を冷やさない
入浴時には関節を十分に温める。そして入関節をマッサージして血行をよくする
入浴後も冷やさないこと
ウォーキングや水泳など、関節に負担の少ない運動を定期的にすること
外出する時は厚いゴム底の靴を履いて膝への衝撃を和らげること。
運動はとにかくあらゆる機会をとらえる。例えば掃除、炊事など、関節に負担をかけない程度の家事で運動不足を解消することも考えられる。